周年記念事業

No.004 「医学部創立85周年記念事業推進委員会」設立のご報告

[掲載日:2025年5月29日]
瑞友会 会長 松本 隆(S57卒)

経緯

名古屋市は、「桜山キャンパス南側(実験動物研究教育センター周辺から厚生会館(含同窓会館)周辺)」を、今後5~10年程度の工期をかけて再開発することを検討しています。これに伴い同窓会館も解体される可能性があります。

同窓会館(厚生会館東棟2階)は、「医学部創立40周年記念事業実行委員会(委員長:故青山光子先生)」が中心となって募った約5000万円の寄付金を建設費の一部として、約2億円をかけて名古屋市が建設したものです。この間、寄付金集めや設計に関し、数多の困難があったと記録されています。最終的には青山先生と交流のあった黒川巳喜氏が設計し息子の黒川紀章氏が監修、1988年5月に完成しました。2階部分は瑞友会事務局、名市大医学会事務局、会議室、ロビー、給湯室として活用されています。1階部分は専門書籍や日常の買い物をする生協、大学関係者に昼食やテイクアウトのお弁当を提供する「はにかむ食堂」として活用されています。それぞれ約100㎡、合計約200㎡の施設です。建設以来約40年間、瑞友会のシンボルとして、また瑞友会実務を行う職務室や会議室として親しまれてきました。

この同窓会館が取り壊されるという可能性に対して、瑞友会の多くの会員・理事・代議員より、「代替えとして何らかのスペースの確保は必須」であるとの意見が出されました。

このような経緯を踏まえて、瑞友会として以下の活動を開始することを、5月の理事会・代議員会で決定しました。

活動内容

「医学部創立85周年記念事業推進委員会」を設立し、記念事業として「瑞友会新施設の建設」と「講堂のネーミングライツの取得(永年)」および「記念式典の開催」を目指す。

  1. 「医学部創立85周年記念事業推進委員会」の設立
    令和7年度の瑞友会運営委員会をもって推進委員会にあてる。また、複数名の理事、顧問、監事も加える。全委員は発起人を兼ねる。
    委員長 松本 隆(S57)
    副委員長 飛田秀樹(H3)
    委員 奥村恪郎(S44)、津田洋幸(S44)、山本喜通(S51)、相田直隆(S62)、岩田広治(S62)、青山峰芳(H5)、島野泰暢(H5)、岡本秀貴(H6)、安井孝周(H6)、小林邦生(H9)、髙田統夫(H9)、高桑 修(H11)、松嶋麻子(H11)、稲熊真悟(H12)、北折珠央(H13)、田中 守(H15)、山田和雄(教室)、横井基夫(教室)、村上信五(教室)、瀧口修司(教室)
  2. 寄付に関して
    目標額は1億円とする
    使途
    1. 「瑞友会/名市大医学会職務室」の新設(新建築物内の一部に新設)と什器等の購入(以下概略を示す)
      1. 瑞友会事務局(3名分の机と椅子)、名市大医学会事務局(2名分の机と椅子)、棚、本箱、ロッカー、金庫、パソコン複数台、プロジェクター、休憩用の椅子・テーブルなど、計5名分の事務室 約25㎡
      2. 給湯室(給湯器、冷蔵庫、電子レンジ、流し、食器棚など) 約10㎡
      3. 応接室(ソファー 片側2脚、対面3人掛け一脚、テーブル、本棚など) 約15㎡
      4. 資料室、機材室等 約15㎡
      5. 廊下・その他 約15㎡
      総計約80㎡ (トイレは共用)
    2. 新建築物内の最大の講堂(会議室)のネーミングライツの購入と使用の権利(永年)。名称は公募とする。講堂内または外壁に、寄付者および発起人全員の名前の入った銘板を設置する。
  3. 現在の同窓会館取り壊しの開始から新施設運用開始までの間、仮事務室と会議室の取り扱いに関して調整し、遅滞なく瑞友会業務が遂行できるようにする。
  4. 記念式典の準備
    実施は令和10年度とする。計画・準備は「医学部創立85周年記念事業推進委員会」が行うが、実施はその年度の瑞友会執行部が行う。
  5. 活動期間/目標
    令和7年度開始から令和9年度終了までの3年間とする。この間に目標の寄付金を獲得し、前掲の事業実施のめどを立てる。
  6. 大学および名古屋市への働きかけ
    名古屋市立大学医学部創立85周年記念事業は、大学および名古屋市のご理解/ご支援が必須であり、大学との共催が望ましいと考える。今後、瑞友会として大学および名古屋市に積極的に働きかけを行っていく。
  7. その他
    令和9年度末時点で、継続審議が必要な案件・未達の事案が残った場合は、令和10年度瑞友会執行部改選後の新執行部にこれを引き継ぐ。

以上、瑞友会として「医学部創立85周年記念事業推進委員会」を設立したことをご報告申し上げます。まずは大学/名古屋市の動向を把握しながら、適切な時期に「寄付活動、記念事業の立案等」を開始したいと考えています。会報/ホームページ等を通じ、随時情報/状況等を報告してまいります。

会員各位のご理解、ご支援のもと、成功裏に85周年事業を完遂したいと考えています。皆様のお力添えを、心よりお願い申し上げます。

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