総会のご案内
第49回名古屋市立大学医学部同窓会(瑞友会)総会を終えて
第49回名古屋市立大学医学部同窓会(瑞友会)総会を終えて
2016年10月8日
先日学会出席のため、仙台市にある東北医科薬科大学を訪ねました。ご承知の通り、1979年の琉球大学医学部設立以来37年振りに新設された医学部です。夏休み中なので学生の姿は見かけませんでしたが、教員の方々からは、新しい学部を背負う意気込みが感じられました。
学部新設も一つの要因ですが、医学部を取り巻く環境は今大きく変わろうとしています。その中心は研修制度の改革です。「日本専門医機構」を軸とした新専門医制度が制定され、それに従って2018年から新しい研修制度が始まる予定です。どの医学部もより多くの専門医を養成すべく、後期研修医の確保に手を尽くしています。
実は本年度総会の企画を検討中、附属病院が前期研修医向けの後期研修説明会を総会と同日に計画していることがわかりました。そこで今回は、両者の企画を統合してよりよい医療をめざすべく、関連病院との結びつきをより強固にした名市大グループ確立に向けての合同シンポジウム「名市大グループ病院の未来を考える ~人に育てられ、人を育てる~」を開催することに決定しました。
当日は飛田秀樹副会長司会のもと、シンポジストの浅井清文医学研究科長、城 卓志附属病院長、大原弘隆名古屋市病院局長、田中宏紀東部医療センター院長、鈴木 悟西部医療センター院長、西田 勉豊川市民病院長が熱弁を振るい、フロアからの示唆に富む発言もあって、実り多い会になりました。尽力頂いた皆様に感謝します。ただ、今回のシンポジウムは名市大グループ確立に向けての第一歩に過ぎません。今後も同窓会に新しく設けられた未来戦略委員会を中心に活動を続け、大学当局との協議のもと、同窓会の持つ同窓生に関する豊富な情報と卒業生のネットワークを最大限に活用して、真の名市大グループを目指します。
定款の第3条には同窓会の目的として、「この法人は、会員相互の扶助、親睦、連携を深め、もって名古屋市立大学大学院医学研究科・医学部の発展に寄与するとし、もって、医学・医療の発展に貢献することを目的とする。」との一文が掲げられています。名市大グループの確立は、まさにこの目的に沿った活動だと思います。会員の皆様のご理解とご協力を、切にお願いいたします。
瑞友会特別功労表彰
名古屋東市民病院名誉院長
昭和31年 名古屋市立大学医学部卒
和田昌也先生は現在の名古屋市立西部医療センターの母体である名古屋市立城北病院の副院長に、名市大卒業生として初めての公的病院の副院長に就任されたこと、さらに名古屋市立東市民病院の院長を歴任され、地域医療に名市大が関与することとなり、その後、名市大卒業生として初めて政令指定都市である名古屋市衛生局長を6年間も務められました。
古屋圏の保健行政に名古屋大学が大きな力を持っていた時代に、名市大卒業生として地域医療及び名古屋圏の保健行政に大きな風穴を空けられ、以降の名古屋市の地域医療、保健行政に名市大卒業生が深く関わる礎を築かれた顕著な功績を挙げられました。
1991年4月1日より東市民病院長となり、名市大卒業生として初めて市立総合病院長を勤め、病院発展のために努力し、東部医療センターの設立の礎を作った。
叙勲受章のお祝い
- 田邉正忠氏(S34、瑞宝中綬章)
- 丹羽 巽氏(S36、瑞宝双光章)
- 御供泰治氏(S41、瑞宝小綬章)