瑞友会会長ごあいさつ
医学部創立75周年記念式典・第51回総会を終えて
今年度は医学部創立75周年に当たりますので、去る2018年10月27日に医学研究科との共催により記念式典を挙行しました。また式典に先立ち第51回同窓会総会を開催しましたが、同窓会にとっても今年度は設立50周年に当たります。当日は例年の総会より多くの方にご参加いただきました。東京から駆けつけてくれた若い会員にもお会いできました。お礼申し上げます。記念講演会では名古屋市立大学学長・理事長の郡健二郎先生に「100周年を見据えた、名市大の改革」との演題で、オフレコすれすれの事柄も交えて熱く語っていただきました。程度の差こそあれ、母校の発展を願う気持ちは卒業生全員に共通するものです。創立100周年でさらに発展した名市大を見る事が楽しみになりました。もっとも、それまで長生きする必要がありますが。
私が同窓会のいわゆる「周年事業」に初めて関わったのはバブル崩壊後の1993年、医学部創立50周年で青山光子会長の時でした。当時はまだ何人もの女子医専卒の先生方が同窓会活動に参加されており、40歳を少し過ぎた頃の私が末席を汚していました。時の流れに従って世代が順次交代するのは世の常ですが、創立75周年を会長として迎えることになろうとは、50周年当時の私には思ってもみないことでした。創立50周年当時母校では、現在使われている研究棟(1996年完成)建築の準備でキャンパスが慌ただしい雰囲気に包まれていた頃です。昭和30~40年代に建てられた古い研究棟の住人にとってはまばゆいばかりだった研究棟も使い始めて既に23年近く経ち、変化する時代に合わない部分も出てきたようです。時の移ろいを感じざるを得ません。
建物と同じで、同窓会も変革無しではどんどん古くなり、活動も低調になってしまいます。常に新しいことを考え、実行する必要があります。今年はどんな新しい同窓会をお見せできますか、乞うご期待といったところです。