瑞友会会長ごあいさつ

会長就任ご挨拶 -新体制について-

[掲載日:2016年6月17日]
第10代会長 山本喜通氏
瑞友会会長 山本 喜通

今後2年間の会長を仰せつかりました、山本喜通(S51)です。副会長は水野章先生(S49)、伊藤弘美先生(S56)、飛田秀樹先生(H3)にお願いしました。どうぞよろしくお願いします。

私が同窓会活動に初めて携わったのは第4代会長山路兼生先生の時代ですので、もう30年近く前になります。その後、青山光子先生、山本俊幸先生、本多英邦先生、花井謙次先生、奥村恪郎先生と計6代の会長の元で、もっぱら裏方として同窓会活動に関わってきました。そんな自他共に裏方タイプと認める私が何故会長かといえば、同窓会の将来に少しばかりの危機感を覚えたからに他ありません。今の同窓会は学生会員や若い正会員に対して存在感を充分示せていないように思われます。その結果、若手会員が同窓会活動に関心を持ってくれず、勢い運営に携わっている会員の平均年齢は高くなる傾向にあります。そこで「単なる親睦会を脱し、より存在感がある同窓会に成長する。」をテーマに掲げ、まず任期の2年間でその基盤整備を行うことにしました。

学生は自らの大学に誇りを持てる雰囲気の中で教育されるべきであり、そのような雰囲気を醸し出すのは大学教職員や在学生のみならず、同窓生全員の責務であると私は考えます。個々の同窓生の力を束ね、母校によい影響を及ぼすための存在として、同窓会はあるのではないでしょうか。学生会員(将来の正会員)にとって、同窓会は5年生になったときに白衣をくれる団体ほどの認識しかないでしょう。彼らに同窓会の存在感を感じさせ、将来は自分たちがそれを担っていくという自覚を持って貰うようにする必要があります。

新しい卒後研修システムの導入以来、卒業生と大学の結びつきは弱まっています。両者の結びつきを強めるために何ができるか、医学部と一緒に考えます。幸い同窓会と医学部の関係はこれまでに無いほど密になっており、一体となった方策が取れます。同窓会には同窓生に関する豊富な情報と卒業生のネットワークがあり、医学部には行政力があります。お互いの資産・能力を出し合って協力することにより、大学には誇りを持てる雰囲気が、同窓会にはより大きな存在感が生まれることが期待できます。今の学生会員が中堅として同窓会を担ってくれるまでにはまだ時間がかかりますが、地道な努力の積み重ねによって、将来の同窓会をよりよいものにしていきたいと思います。皆様のご理解とご協力を切にお願いたします。

水野章副会長
水野章副会長
伊藤弘美副会長
伊藤弘美副会長
飛田秀樹副会長
飛田秀樹副会長

「会報 127号より」

ページ上部へ